どんな病気？

結核患者がせきやくしゃみをしたとき、飛沫とともに飛び散った結核菌を吸い込むと感染し、肺や脳を包む髄膜(ずいまく)などについて、炎症をおこします。多くは結核に感染している家族や近くの人からうつります。

小さな子どもでは、微熱だけが続いたり、熱がでずに急に手足がまひしたり、何となく元気がなくなったり、笑わなくなったりなどの症状が見られることもあります。肺結核になることもありますが、肺には変化がないまま髄膜炎などの変化がおこることもあります。3～4歳以下、特に1歳未満は重症化しやすい病気です。

ポイント！

定期接種の生ワクチンでスタンプ方式で接種します。生後5か月の四種混合ワクチン3回目との同時接種をおすすめしています。

パパやママをはじめ、ご家族の中でせきが長く続いたり、体調が優れない方がいる場合は、内科を受診しましょう。

先天性免疫不全症のお子さまは接種を受けることができません。先天性免疫不全症は診断がむずかしく、生後3か月未満での接種はおこなっておりません。